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エンティティ

システム開発

エンティティとは、情報システムやデータベースの設計で使われる用語で、具体的なオブジェクトや概念を指します。これはシステムが扱うべき実世界の情報の一部を表しており、それぞれのエンティティは一意で識別可能でなければなりません。

例えば、学生管理システムでは「学生」や「講義」、「教師」などがエンティティになります。これらのエンティティは個々の属性を持ち、それぞれが一意に識別可能なキー(たとえば学生IDや講義コードなど)を持ちます。

エンティティ間には関連性が存在し、これをリレーションシップと呼びます。たとえば、「学生は講義を受ける」という関連性が存在します。これらのリレーションシップを明確に定義することで、情報の組織化や情報間のつながりを理解することが容易になります。

データベースの設計では、エンティティとその属性、そしてエンティティ間のリレーションシップをモデル化し、それをもとにデータベースの構造を定義します。これをエンティティ-リレーションシップモデル(ERモデル)と呼びます。エンティティの理解は、情報システムの設計とデータベースの設計において重要なステップです。

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