インフルエンサー

Written by TOE

こんなインフルエンサーはやめておけ!過去投稿を心理学観点から解読、発注すべきでないKOL

はじめに

インフルエンサーやKOL(Key Opinion Leader)とのコラボレーションは、SNSマーケティングにおいて非常に効果的ですが、どのインフルエンサーを選ぶかは慎重に検討する必要があります。特に、過去の投稿や行動がブランドイメージと合わない場合、その影響は大きなリスクに繋がります。この記事では、心理学的な観点から、発注すべきでないインフルエンサーの特徴や、過去投稿をどのように解読すべきかを解説します。

1.ネガティブな言動が多い

心理学では、「否定的バイアス」と呼ばれる現象があります。これは、人間がネガティブな情報に対して敏感に反応し、それが記憶に強く残るというものです。もし、インフルエンサーの過去投稿に批判的な言葉や攻撃的な言動が多く見られる場合、そのフォロワーにネガティブな印象を与えている可能性があります。ブランドのポジティブなメッセージを伝えるためには、こうしたネガティブな要素が目立つインフルエンサーとのコラボレーションは避けるべきです。

2.一貫性のない発言

心理学的に、「一貫性の原理」は信頼性を高めるために重要な要素です。人は一貫した行動や発言をする人物に対して信頼を抱きやすい傾向にあります。過去の投稿を見た際に、そのインフルエンサーが発言や立場を頻繁に変えている場合、フォロワーは不信感を抱く可能性が高いです。例えば、以前に推奨した商品やサービスを突然否定するような投稿が見られる場合、その信頼性が疑問視され、ブランドイメージに悪影響を及ぼすことがあります。

3.自己中心的な内容が多い

「自己愛型人格」と呼ばれる心理学的な特徴を持つ人は、他者の感情や意見を軽視し、自分の利益を優先しがちです。もしインフルエンサーの過去投稿に、自己中心的な発言やフォロワーとの一方的な関係性が見られる場合、その人が実際のコラボレーションでも自己利益を優先し、ブランドのメッセージや価値観を無視する可能性があります。フォロワーとの双方向的な関係を重視するブランドにとって、このタイプのインフルエンサーは避けるべきです。

4.フェイクニュースや誤情報の拡散

心理学では、「確証バイアス」として知られる現象があります。これは、人々が自分の信じたい情報や意見に合った情報を優先的に受け入れる傾向のことです。インフルエンサーが過去にフェイクニュースや誤情報を広めたことがある場合、そのフォロワー層にも誤った情報が拡散され、結果的にブランドの信用を損ねるリスクがあります。正確で信頼できる情報を発信するインフルエンサーを選ぶことが重要です。

5.感情的な投稿が多い

感情に支配されがちな投稿を続けているインフルエンサーは、安定性に欠ける可能性があります。心理学では、感情的な行動や発言が、理性的な判断を歪めることがあるとされています。もしインフルエンサーの過去の投稿に感情的な反応が多く、特に怒りや不満を過剰に表現している場合、フォロワーの共感を得るよりも混乱を招く可能性があります。このようなインフルエンサーは、ブランドメッセージを安定的に伝えるためには不適切です。

6.自己ブランドと企業ブランドの不一致

「ミラーリング効果」という心理学の概念によると、人は自分に似た価値観を持つ人やブランドに共感を抱きやすい傾向があります。そのため、インフルエンサーの価値観やライフスタイルがブランドと一致しているかどうかを確認することが重要です。過去の投稿を通じて、そのインフルエンサーの発信内容がブランドの理念や価値観と異なる場合、コラボレーションは避けた方が無難です。価値観が一致していないと、フォロワーも違和感を覚え、結果的にブランドへの支持が得られない可能性があります。

7.極端な政治的・宗教的発言

インフルエンサーが政治的、宗教的な発言を繰り返している場合、フォロワーを分断し、論争を招くリスクがあります。心理学的には「社会的同調」が影響を与えやすく、人々は周囲の意見に流されやすい傾向がありますが、極端な発言は逆に反発を生むこともあります。特にブランドとしては、中立的な立場を維持したい場合、このようなインフルエンサーとの協力は避けるべきです。

8.度を超えた商業的発信

インフルエンサーが商業的な投稿ばかりを行っている場合、フォロワーから「本当にこの商品を信頼しているのか?」という疑念が生じやすくなります。過剰に広告的な発信を行っているインフルエンサーは、心理学的に「信頼の減少」を招く可能性が高く、ブランドイメージに悪影響を与えることがあります。フォロワーとの信頼関係を大切にし、本当に価値があると感じているものだけを推奨しているインフルエンサーを選ぶことが理想です。

おわりに

インフルエンサーとのコラボレーションは、効果的なマーケティング手法の一つですが、選択を誤るとブランドに悪影響を及ぼす可能性があります。過去の投稿を心理学的に分析し、信頼性、一貫性、フォロワーとの関係性を重視して、発注すべきでないインフルエンサーを見極めることが成功への鍵です。

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