2018年12月11日 | TOE
クリスマスイルミネーションが寒色でも人気なワケ
街中だけでなく、個人の家でも楽しまれるようになっているクリスマスイルミネーション。
ところでこのイルミネーション、数年前から傾向に変化があると思いませんか?
それは、ブルー系イルミネーションが登場してきたことです。
それまでは、ゴールド系の黄色や赤や緑といったクリスマスをイメージしつつ、あたたかみのある「暖色系」だったものが
ブルーやLED系の白といった「寒色系」が主流にもなりつつあるように思えるのです。
色づかいには、ある一定の常識とも言える人気色があり、それを無視した色使いにはタブーや、違和感を覚えるものです。
例えば、食品系に青、婚礼系に黒、などです。
ところが、「多様性」を受け入れる時代の変化なのか、あえてこの違和感をデザインセンスとして取り入れるのを見る機会が増えつつあります。
クリスマスイルミネーションにブルーが使われる頃からは、LEDライトも使用されるようになっていて、電球の色味に少しずつ変化が出てきていました。
でも、今では当たり前のように見られるようになっていませんか。
最初は、驚きと違和感があったブルーのイルミネーションも今では、それほど抵抗なく見られるようになってきたように、「違和感の提案」も時間とともに受け入れられることがあるのです。
各販促ツールのデザインの色使いにも同じことが言えるのかもしれません。
イメージの外にある印象的な色を、打ち出すことでインパクトを与え、それを当たり前に変えられるほどの印象付けができれば、デザイン戦略としては成功だといえるでしょう。
いわば「違和感戦略」です。
WEBサイトや、チラシやパッケージのデザインを制作する際に、
まず他社リサーチを行い、よく使われている色や雰囲気についてデータ収集を行うと、
主流となるイメージカラーがつかめます。
その上で、同調する方向性で進めるのか、違う角度からアプローチする色を選択するのかは、
デザイナーのセンスと戦略とクライアント様の考え方によります。
違和感からスタートするため、最初は反応がまちまちになるかもしれません。
そうなると、先行して時間やコストが多少かかってしまうかもしれませんので、次のステップまで考慮した上でデザイン戦略を実行する必要があります。
ありきたりで、飽和状態のデザインイメージから脱却を目指すために手を打つ「違和感戦略」を「色の印象」から進めるのも一つかもしれません。
とはいえ、暖色でも寒色でもクリスマスイルミネーションの美しさは、人々の心を温かくしてくれていることは一緒ですね。






