Claudeの使い方ガイド
メールを1通作るところから、PDF・Excelの扱い、案件のルール、フォルダやブラウザの作業まで。実際の画面と例文を見ながら、順番に試せます。
2026年10月5日改訂|全20章・入門から中級|実画面は撮影日を記載
ChatGPT・Gemini・Claudeの違い
このガイドは、Claudeで仕事の資料を作るための入門書です。まず、サービスの名前を整理します。
| サービス名 | 提供会社 | 覚えておくこと |
|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | Claudeとは別のサービスです。アカウントや契約も別です。 |
| Gemini | Googleが提供するAIです。 | |
| Claude(クロード) | Anthropic | このガイドで使います。質問への回答、資料の読み取り、ファイルの作成などを頼めます。 |
3つとも、文章を書く・要約する・調べるといった仕事に使われます。機能や料金は変わるため、ここでは順位を付けません。研修では、会社が利用を認めているClaudeのアカウントを使ってください。
ブラウザ・アプリ・Codeを使い分ける
ふだんの事務作業は、ClaudeのWebサイトかデスクトップアプリで始められます。パソコン内のフォルダを扱うときは、アプリを使います。
| 使う場所 | 開き方 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ブラウザ・スマホ | ブラウザでclaude.aiを開く/Claudeのスマホアプリを開く | 質問する、資料を添付する、作業の進み具合や結果を見る。 |
| デスクトップアプリ | パソコンに入れた「Claude」を開く | フォルダを接続する。利用できる環境ではブラウザやアプリの操作も頼む。 |
| Claude Code | ターミナル、エディタ、アプリのCode画面などから開く | プログラムの作成・修正。このガイドでは詳しく扱いません。 |
このガイドでは、旧画面の説明が必要なときだけ「Cowork」と書きます。Codeは文字だけの画面に限らず、パソコンの全ファイルへ無条件にアクセスできるわけでもありません。
パソコンを閉じても続く仕事・閉じると進められない仕事
クラウド上だけで進められる作業は、パソコンを閉じても続く場合があります。パソコン内のファイルやアプリを使う仕事では、Claudeアプリを開き、接続を保ってください。
確認元:チャットとCoworkの統合について(2026年9月24日確認)
Claudeでできる仕事を知る
Claudeには「答えを教えて」だけでなく、「このファイルを使って、完成した資料を作って」と頼めます。
| やりたい仕事 | 頼み方の例 | 最後に自分で見ること |
|---|---|---|
| 資料を読む | このPDFを読み、決定事項と未決事項を分けて。 | 要点の抜け、引用した場所。 |
| Excelを作る | このCSVを月別に集計して、Excelで保存して。 | 合計、対象の行数、単位。 |
| 文章・スライドを作る | この議事録から、報告書の下書きを作って。 | 人名、日付、元資料と違う記述。 |
| ファイルを整理する | ファイル名の変更案を一覧にして。まだ変更しないで。 | 変更するファイルと新しい名前。 |
| Webで調べる | 候補を比較し、出典URLと確認日を付けて。 | 出典に本当に書かれているか。 |
| 接続したサービスを使う | カレンダーで来週の予定を確認して。 | 使うアカウント、対象期間。 |
どの情報を渡したかを確認する
Claudeは、添付した資料、接続したフォルダ、利用を許可したサービスなどを使います。パソコン内のファイルも、読み込ませた内容はAnthropic側で処理されます。「手元のファイルだから外に出ない」とは考えないでください。
添付・フォルダ・接続サービス
内容・形式・保存先を指定
数値・名前・抜けを確認
できるかどうかは、接続と権限によって変わる
未接続のフォルダやサービスは使えません。アプリ操作も対応環境と許可が必要です。「使えません」と返ったら、どの接続が足りないかを聞いてください。
確認元:Coworkの動作環境と安全な利用(2026年9月24日確認)
画面のどこを使うか
最初に覚えるのは「新規」「入力欄」「添付」「モデル」の4か所です。
頼んだ内容・途中経過・完成したファイルが表示されます。
何をしてほしいかを書く
| 場所 | 操作 | 結果 |
|---|---|---|
| ① 左メニューの「新規」 | 別の仕事を始めるときに押す。 | 新しい会話が開く。同じ仕事の続きは、元の会話を開く。 |
| ② 会話と結果 | 回答、確認の質問、ファイルを読む。 | 作業の進み具合と、完成したものが分かる。 |
| ③ 入力欄と+ | 頼みごとを書く。+からファイルを添付する。 | 作業に必要な指示と資料を渡せる。 |
| ④ モデル名 | 送信ボタン付近のモデル名を押す。 | 使うモデルと、考える深さを変更できる。 |
画面と説明が違ったら
まず、入力欄に「チャット/Cowork」の切り替えがあるかを見ます。ない場合は、新しい画面の説明を使ってください。機能名が見つからないときは、19章「困ったときの直し方」へ進みます。
まず1回、メールを作って直す
資料の添付やサービスの接続をせず、文章だけで試します。下の例は研修用の架空のメールです。
- Claudeの左上の「新規」を押す。
- 中央の入力欄に、下の例文を貼り付ける。
- 右側の上向き矢印を押して送る。
- 回答が出たら、日時を勝手に決めていないか確認する。
同じ会話で、短く直してもらう
回答の下にある入力欄へ、残したい内容と変えたい条件を書きます。「もっとよくして」より、直す場所を具体的に伝えると確認しやすくなります。
できたかの確認:依頼 → 回答 → 直しの依頼 → 修正版の4つが、1つの会話に並べば練習完了です。本文はメールアプリの下書きへ貼り、宛名・日時を自分で確認します。
新規・履歴・左メニューを使う
左メニューは、仕事を始める・続きを開く・機能を設定する場所です。使う場面とセットで覚えます。
| 表示名 | 何をするときに押すか | 押したあと |
|---|---|---|
| 新規 | 別の仕事を始めたい。 | 新しい入力欄に頼みごとを書く。 |
| チャットとタスク/最近の項目 | 昨日の仕事を続けたい。 | 該当する会話名を押す。 |
| 検索 | 会話名が分からない。 | 会話の名前やキーワードで探す。検索対象は表示・世代によって異なる。 |
| プロジェクト | 同じ案件の会話や資料をまとめたい。 | 該当する案件を開く、または新しく作る。 |
| Artifacts | 前に作ったWebページなどを開きたい。 | 一覧から作品名を選ぶ。 |
| スケジュール済みタスク/ルーティン | 毎朝・毎週の作業を設定したい。 | 時刻、指示、実行結果を確認する。 |
| ディスパッチ | 別の端末から作業を頼みたい。 | 対応する端末と接続状態を確認する。利用できないアカウントもある。 |
| デザイン | デザイン用の作業を開きたい。 | 表示される制作画面や案内に従う。 |
| カスタマイズ | スキルや接続サービスを追加したい。 | スキル・コネクタ・プラグインの該当タブを開く。 |
| もっと見る/その他のナビゲーション項目 | 探しているメニューが見当たらない。 | 隠れている項目があれば選ぶ。 |
| 左下の自分の名前・アイコン | 設定や契約プランを見たい。 | アカウントメニューから設定を開く。 |
「もっと見る」または「…」を開く。
左下の自分の名前・アイコンを押し、「設定」を選ぶ。
入力・添付・送信ボタンを使う
入力欄には、頼みごとを書きます。資料は「+」から添付します。改行してから内容を見直し、送信します。
- 入力欄を押して、頼みごとを書く。 例:「添付した議事録を、決定事項と宿題に分けて」。
- 資料を渡すときは「+」を押す。 「ファイルまたは写真を追加」などの項目を選びます。
- 添付したファイル名を確認する。 別の資料を選んでいないか見ます。
- 送信ボタンを押す。 一般的な入力設定ではEnterで送信、Shift+Enterで改行します。
「+」メニューにある項目
| 項目 | 何に使うか |
|---|---|
| ファイルまたは写真を追加 | PDF・Excel・画像など、今回使う資料を渡す。 |
| プロジェクトに追加 | 会話を、関連する案件にまとめる。 |
| スキル | 決まった仕事の手順を使う。 |
| コネクタ | GmailやGoogle Driveなど、接続したサービスを使う。 |
| デザインシステム | 会社の配色や書式を制作物へ反映する。 |
| プラグインを追加 | 必要な機能をまとめた追加パックを入れる。 |
| リサーチ | 複数の情報源を使って詳しく調べる。 |
| Web検索(旧画面) | 表示される旧画面では、検索の利用を切り替える。統合画面では表示されない場合がある。 |
| GitHubから追加(旧画面) | プログラムの資料を取り込む項目。統合画面では表示されない場合がある。事務作業では使わなくてよい。 |
入力欄の近くにあるボタン
| 表示例 | 操作 |
|---|---|
| フォルダを追加/プロジェクトまたはフォルダー | 8章「ファイル・フォルダを渡す」で説明します。 |
| 手動/自動 | 11章「確認が出たときに判断する」で説明します。 |
| モデル名・考える深さ | 7章「モデルと考える深さを選ぶ」で説明します。 |
| Output(表示される場合) | 作成したファイルの保存先を確認する。 |
| マイク | 音声で入力する。送る前に人名や数字の変換を確認する。 |
| 停止ボタン | 依頼と違う作業が始まったとき、処理を止める。 |
確認元:新しい画面で変わる項目(2026年9月24日確認)
モデルと考える深さを選ぶ
モデルは回答を作るAIの種類、エフォートは考える深さです。初めてなら、最初から選ばれている設定で試します。
- 送信ボタン付近のモデル名を押す。 例:「Opus 5.5」「Sonnet 5.5」。表示は契約や更新によって変わります。
- 使いたいモデルを選ぶ。 見当たらない場合は「その他のモデル(More models)」も確認します。
- 深さを変えるなら「エフォート(Effort)」を開く。 「デフォルト」と付いた段階が基準です。
- メニューを閉じて、次の依頼を送る。 変更は次の回答から反映されます。
| こんなとき | 試す設定 |
|---|---|
| 初めて使う/日常の下書き | 選択済みのモデルと、デフォルトの深さで始める。 |
| 短い言い換えを速くほしい | 低〜中の深さを試す。 |
| 資料が多い/条件が複雑 | 高以上の深さを試す。必要なら別のモデルも試す。 |
| 返答が遅い/使用量がすぐ減る | 深さを下げ、資料と依頼を必要な範囲に絞る。 |
モデル名には、Haiku・Sonnet・Opus・Fableなどがあります。使える種類はメニューで確認してください。深さを上げても、正答が保証されるわけではありません。
「思考中」と出たら
回答を組み立てている表示です。思考の表示設定とエフォートは別です。思考をオフにできないモデルもあるため、スイッチが見つからなくても故障とは限りません。
確認元:モデル・エフォート・思考の設定(2026年9月24日確認)
ファイル・フォルダを渡す
資料が1つなら添付、同じ場所の複数ファイルを使うならフォルダを接続します。
1つのファイルを渡す
- 入力欄の「+」を押します。
- 「ファイルまたは写真を追加」を選び、資料を選択します。
- 添付されたファイル名を見て、頼みごとを書きます。
パソコンのフォルダを接続する
- デスクトップに「AI練習」フォルダを作ります。
- 練習に使う資料のコピーを入れます。原本は別の場所に残します。
- Claudeアプリで「フォルダを追加」を開きます。旧画面では「プロジェクトまたはフォルダー」の中にあります。
- 「AI練習」を選び、パソコン側の確認が出たら内容を読んで許可します。
- 下の例文を送り、フォルダ内のファイル名が返るか確認します。
メール・カレンダー・Driveを接続する
左メニューの「カスタマイズ」から「コネクタ」を開き、使うサービスを選びます。接続画面では、会社のアカウントか、何へのアクセスを許可するかを確認してください。会社で管理されている場合は、管理者の設定が必要なこともあります。
確認元:フォルダと接続サービスの使い方(2026年9月24日確認)
PDFから、決まったことと宿題を拾う
- 練習に使ってよいPDFを1つ用意する。
- 入力欄の「+」からPDFを添付し、ファイル名を確認する。
- 下の例文を送り、回答に載ったページを元のPDFで開く。
- 担当者や期限が書かれていない行が、未定として扱われているか確認する。
Excelを月別に集計する
- 練習用のExcelのコピーを添付する。
- まずシート名・列名・対象期間を確認してもらう。
- 対象を確認してから、集計とExcel出力を頼む。
- 完成したExcelを開き、元の表の合計と照合する。
確認元:ファイル形式と添付の公式案内(2026年10月5日確認)
できたかの確認:元資料のページや行と、回答・集計結果を照合できます。分からない箇所が、推測で埋められていないことも確認します。
仕事を頼む文章を書く
「使う資料」「してほしいこと」「完成形」「保存先」の4つを書きます。丁寧な長文にする必要はありません。
| 伝えること | 記入例 |
|---|---|
| 使う資料 | 「AI練習」フォルダの「売上.csv」 |
| してほしいこと | 月ごとの売上を合計する |
| 完成形 | 表と棒グラフが入ったExcel |
| 保存先 | 同じフォルダに「月次売上.xlsx」で保存 |
書式は、お手本を渡す
見出しや表の形を説明するより、参考にするファイルを渡すと伝わりやすくなります。前回の内容を流用してよい範囲も書きます。
答えが違ったら、その会話で直す
- 「3月の行が抜けています。元のCSVと照合して追加して。」
- 「結論を最初に1文で書いて。残りは理由を3つに絞って。」
- 「専門用語を減らして。操作するボタンの名前と順番を書いて。」
一度に全部頼まず、段階を分ける
使う資料・期間・足りない情報を出してもらう。
構成や表の項目を作り、自分で選ぶ。
Word・Excel・PDFなどの形式と保存先を指定する。
数字・名前・日付・書式を完成品で確かめる。
できたかの確認:完成品に必要な条件が、途中のやり取りで変わっていないかを説明できます。
会社のルールを毎回使わせる
いつも同じ説明をしているなら、ルールを適切な場所に保存します。「今回だけ」と「次回も使う」を分けてください。
| 伝えたいこと | 保存する場所 | 例 |
|---|---|---|
| 今回の依頼だけの条件 | 会話の入力欄 | 今回の報告書はA4で1枚。 |
| 会社共通の書き方 | 全体の指示 | 日付は西暦、金額は税込か税抜かを明記する。 |
| 案件だけのルール | プロジェクトの指示/接続したフォルダの指示 | この取引先の正式名称、納品書式。 |
| 継続して参照したい背景 | メモリー | 自分の担当業務や好み。 |
| 繰り返す仕事の手順 | スキル | 請求書を作る際の確認順序と必要項目。 |
全体の指示を設定する
- 左下の名前・アイコンから「設定」を開きます。
- 新しい画面では「一般」→「Claudeへの指示」を探します。旧画面では「Cowork」→「全体の指示(Global instructions)」です。
- 普段の書き方を入力し、保存します。
設定 → 一般 → Claudeへの指示
設定 → Cowork → 全体の指示
案件のルールを保存する
Claude内のプロジェクトなら、そのプロジェクトの指示を編集します。パソコンの接続フォルダなら、フォルダの指示を使います。保存後に、どの場所へ何を書いたか確認してください。
メモリーを確認する
「覚えておいて」と伝えたあとも、必要な情報が保存されたかを設定のメモリー項目で確認します。担当者・料金・書式が変わったら、古い情報を直します。重要な作業条件は、今回の依頼にも書いてください。
スキルを使う
「カスタマイズ」→「スキル」で、仕事に合うものを追加します。「この会話で使う」と明示することもできます。スキルを入れただけで、すべての仕事がその手順になるわけではありません。
CLAUDE.mdと.mdの意味
CLAUDE.mdは、Claude Codeへ作業ルールを伝えるための文章ファイルです。「.md」はMarkdownという形式で、見出しや箇条書きを記号で書けます。Word形式が必要なら「この文章を.docxにして」と頼めます。
確認元:全体の指示・プロジェクト・スキル(2026年9月24日確認)
確認元:メモリーと過去の会話(2026年9月24日確認)
案件の説明を、次の会話でも使う
- 左メニューの「プロジェクト」から、案件用のプロジェクトを開く。
- プロジェクトの指示へ、正式名称・読み手・文体・書式を保存する。
- 毎回使う会社案内や用語表を、プロジェクトの資料に加える。
- そのプロジェクト内で新しい会話を始め、ルールを使って例文を作る。
- 完成した文章を見て、名前・文体・書式が反映されているか確かめる。
フォルダを使う仕事では、8章で接続したフォルダの指示を使います。Claude内のプロジェクトに置いた資料と、パソコンのフォルダに置いた資料は、保存場所を確かめて使い分けます。
確認元:プロジェクトの作成と資料・指示の管理(2026年10月5日確認)
できたかの確認:新しい会話でも、用語表と案件の書式を使った文章が作れます。
確認が出たときに判断する
Claudeから許可を求められたら、何を・どこへ・何件行うかを読みます。分からない場合は、許可する前に説明を求めます。
- 操作を見る。 読む、書く、消す、移動する、送る、購入する、のどれですか。
- 対象を見る。 ファイル名、保存先、送信先は依頼どおりですか。
- 件数や金額を見る。 1件のつもりが100件になっていませんか。
- 合っていれば許可する。 不明なら拒否・キャンセルして、説明を求めます。
承認モードの違い
| 表示 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| 手動(Manual) | 承認が必要な操作で確認を求める。既に許可済みの操作などは、そのまま進む場合がある。 | 初めての仕事、大事な資料、外部への送信で使う。 |
| 自動(Auto) | Claudeが操作を判定して進める。確認で止まる場合もある。 | 対象と手順が明確な作業で使う。途中経過は確認する。 |
| すべての承認をスキップ(旧画面) | 通常の事前チェックを省いて進む設定。新しい画面にはない場合がある。 | この入門ガイドでは使いません。 |
確認元:承認モードと接続サービスの権限(2026年9月24日確認)
コード・赤緑の変更・右の欄を読む
コードを全部読む必要はありません。対象ファイルと変更内容を確認し、分からない操作は実行前に説明してもらいます。
ファイルの場所を表す文字列(パス)
~/Desktop/AI練習/売上.csv自分のユーザーフォルダ / デスクトップ
フォルダ名 / ファイル名
この例は「デスクトップのAI練習フォルダにある売上.csv」です。見知らぬ保存先なら「どのフォルダか、日本語で説明して」と聞きます。
赤い行と緑の行は、変更前と変更後
上の例では、申込期限が9月30日から10月5日に変わります。色だけで「問題なし」と判断せず、日付・金額・固有名詞を読み比べます。
命令文の中に、こういう文字が出たら
| 文字の例 | 何をする命令か | 確認すること |
|---|---|---|
| rm | ファイルを削除する。 | 本当に消してよい対象か。 |
| mv | 移動する、名前を変える。 | 移動先や同名ファイルへの影響。 |
| > | 結果をファイルへ書き込む。既存内容を置き換える場合がある。 | 上書きしてよいか。 |
| send / mail / post | 送信や投稿に関係する場合がある。 | 誰に何を送るか。単語だけでは判断しない。 |
| sudo | 管理者の権限で命令を実行する。 | その権限が本当に必要か。 |
この表にない文字でも、重要な操作はあります。コードの意味が分からなければ、許可する前に説明を求めます。
右側のパネルで、作業を確認する
実行した命令と結果。例:集計した行数やエラー。
ファイルごとの変更前・変更後。赤と緑の行を比較。
作成したファイルや、利用中のフォルダの一覧。
Claudeが開いて操作しているWebページ。
画面上部のパネル切り替えボタン、またはMacのメニューバー「表示」から開きます。サイドチャットがある場合は、作業について別枠で質問できます。閉じるときはパネルの×や、表示メニューの閉じる操作を使います。
作ったファイルを開く・保存する
「作りました」という返答だけで終わらず、ファイルを開いて中身を確認します。受け取り方は3種類あります。
① パソコンのフォルダに保存された場合
- Claudeの完了メッセージで、ファイル名と保存先を確認します。
- 「Finderで表示」などのボタンがあれば押します。なければ、Finderまたはエクスプローラーで保存先を開きます。
- ファイルをダブルクリックし、名前・中身・更新日時を確認します。
② 会話の中にファイルが表示された場合
- 会話のファイル名やカードを押して開きます。
- ダウンロードボタンから手元へ保存します。
- 保存したファイルをExcel・Wordなどで開いて確認します。
ブラウザのダウンロード先は、Claudeに接続したフォルダとは別の場合があります。見つからなければ、ブラウザのダウンロード一覧を確認してください。
③ アーティファクトとして表示された場合
アーティファクトは、会話とは別に開ける作品です。文章、Webページ、操作できるツールなどがあります。このガイドは通常のWebページとして公開しています。Claudeが作った作品の受け取り方とは区別してください。
- 会話内の作品、または左メニューの「Artifacts」から開きます。
- 修正は、その作品を参照して「どこをどう変えるか」を頼みます。
- 人に見せる場合は「共有」を開き、公開範囲とアクセス条件を確認します。
- 更新後は、配布したリンクを自分でも開き、変更が反映されているか確認します。
ファイルの種類と開くアプリ
| 末尾の文字 | 主に開くアプリ | 確認すること |
|---|---|---|
| .xlsx | Excelなど | 合計・数式・単位。 |
| .docx | Wordなど | 改ページ・文字切れ・表。 |
| .pptx | PowerPointなど | 文字や画像のはみ出し。 |
| プレビュー/PDF閲覧アプリ | 配布する完成形。編集用の元ファイルも保管する。 | |
| .csv | Excelなど | 文字化けした場合は文字コードを指定して読み込む。 |
| .md | テキストエディタ | 文章ファイル。必要ならWord形式へ変換する。 |
確認元:アーティファクトの共有(2026年9月24日確認)
設定・通知・アカウントを確認する
設定は、左下の自分の名前・アイコンから開きます。Macでは、画面上部の「Claude」→「設定」から開く方法もあります。
| 項目 | 何を確認・変更するか |
|---|---|
| 一般 | 画面の明るさ、文字、音声、通知。新しい画面では「Claudeへの指示」もここ。 |
| アカウント | 名前、ログイン中のアカウント、ログアウト。 |
| プライバシー | 会話の利用に関する設定。会社の方針と契約内容を確認する。 |
| 請求 | 契約プラン、支払い。契約変更は会社の担当者に確認する。 |
| 使用量(Usage) | 利用上限や、再び利用できる時刻。 |
| メモリー | 記憶させた内容の確認・修正・削除。 |
| Cowork(旧画面など) | 全体の指示や、使うブラウザなど。新画面では別の場所へ移った項目がある。 |
| ストレージフォルダ/信頼済みフォルダ | 保存先と、アクセスを許可したフォルダ。表示名は環境で異なる。 |
| Claude in Chrome | Chrome拡張機能の利用設定。 |
| 機能/デザインシステム | 追加機能や制作物の見た目の設定。表示される場合に使う。 |
| Claude Code/開発者 | 開発向けの設定。通常の事務作業では変更不要。 |
| システム/拡張機能 | アプリの動きや、導入した拡張機能を確認する。 |
最初に確認する3つ
- アカウント:仕事用のアカウントでログインしているか。
- 一般:読みやすい明るさ・文字になっているか。必要なら作業完了の通知を設定する。
- 指示とメモリー:自社名や書式が古くなっていないか。
確認元:設定の移動先(2026年9月24日確認)
ショートカットで操作する
まずは「新しい会話」「改行」「設定」の3つで十分です。使えるキーは、アプリのメニューに表示されたものを優先してください。
⌘ + N は、commandを押しながらNを押します。
| したいこと | Macのキー例 | メニューで探す場所 |
|---|---|---|
| 新しい会話を開く | ⌘N | ファイル → 新規セッション |
| 送信せず改行する | Shift+Enter | 入力欄で使用 |
| 設定を開く | ⌘, | Claude → 設定 |
| ファイルを渡す | ⌘O | ファイル → ファイルを開く |
| フォルダを接続する | ⌘⇧O | ファイル → フォルダを開く |
| 過去の作業を探す | ⌘⇧K | 検索ボタン/移動 → 検索 |
| 左メニューを隠す | ⌘B | 表示 → サイドバー |
| ターミナルを開く | ⌘J | 表示 → ターミナル |
| 変更内容を開く | ⌘⇧D | 表示 → 変更 |
| ファイル一覧を開く | ⌘⇧F | 表示 → ファイル |
| ブラウザを開く | ⌘⇧B | 表示 → ブラウザ |
| ショートカット一覧を見る | ⌘/ | ヘルプ → キーボードショートカット |
キー例は旧版ガイドで確認されたMacの表示です。新しい画面や別のモードでは使えない場合があります。キーを押しても開かなければ、同じキーを繰り返さず、メニューを確認してください。
ほかのメニューの役割
| メニュー | 使う場面 |
|---|---|
| ファイル | 作業を開く・閉じる。閉じる前に、処理中でないか確認する。 |
| 編集 | コピー・貼り付け・元に戻す。 |
| 表示 | パネルを開く、文字を拡大・縮小する。サイドチャットも表示される場合がある。 |
| 移動 | 前の画面へ戻る、Codeなどへ切り替える。 |
| ウィンドウ | 開いているウィンドウを切り替える。 |
| ヘルプ | 操作一覧や公式ヘルプを開く。 |
| Claude | 設定、アップデートの確認、終了。 |
仕事別の例文をコピーする
「〈 〉」の中を自分の内容に書き換えてから送ってください。コピーできない場合は、文章を選択してコピーできます。
情報を守り、結果を確かめる
作業前は「渡す資料」、作業中は「変更・送信」、作業後は「完成品」を確認します。
作業前:必要な資料のコピーだけを渡す
- 会社でAIに渡してよい情報の範囲を確認します。
- 「AI作業」などの専用フォルダを作り、今回使う資料だけコピーします。
- パスワード、口座、個人情報など、不要な情報を取り除きます。
- 原本は別の場所に保管します。
作業中:大事な変更は、対象を確認してから
- 初めての作業や外部への送信では、手動承認を使います。
- 削除・上書き・移動は、対象ファイルと件数を確認します。
- メールや投稿は、本文だけでなく宛先・添付も確認します。
- 依頼と違う作業を始めたら、停止ボタンを押します。
作業後:数字・名前・日付を確認する
AIによる検算も間違うことがあります。提出前に、元資料の一部と合計・日付・単位を自分でも照合してください。
資料の中に、勝手な指示が入っていたら
外部の文書やWebページには、「別のファイルを送れ」など、AI向けの命令が仕込まれることがあります。これをプロンプトインジェクションといいます。Claudeが必ず見抜くとは限りません。関係のないページやファイルへ進んだら、停止して、何をしていたか確認します。
ログイン・購入・公開は、内容を確認する
パスワードやカード番号を会話に貼りません。ログインが必要なら自分で入力します。購入や外部への公開では、相手・金額・公開範囲を確認してから進めます。
| タイミング | 確認すること |
|---|---|
| 始める前 | 使ってよい資料だけか。原本のコピーがあるか。 |
| 変更する前 | 対象・件数・送信先が依頼どおりか。 |
| 提出する前 | 完成品を開き、数字・日付・名前を照合したか。 |
確認元:Coworkを安全に使うための公式案内(2026年9月24日確認)
ショップの文章・価格を修正する
カラーミーショップなどの管理画面では、「対象を確認 → 変更案を見る → 入力 → 保存」の順に進めます。
Webページを操作する方法は2つ
| 方法 | 使う画面 | 準備 |
|---|---|---|
| Claudeアプリの内蔵ブラウザ | 会話の横に開くブラウザ | 機能が利用できる場合に使う。自分のChromeとは別のログイン状態。 |
| Claude in Chrome | 普段使っているGoogle Chrome | 拡張機能を追加し、Claudeへログインする。 |
「Coworkはフォルダだけ、Web操作はChrome拡張だけ」という区分ではありません。内蔵ブラウザが利用できる場合は、アプリからもWeb操作を頼めます。ここでは、今開いている管理画面を使うChrome拡張の手順を説明します。
Chrome拡張で始める手順
- 公式のClaude in Chrome案内からChromeウェブストアを開き、拡張機能を追加します。
- 拡張機能にClaudeのアカウントでログインします。
- Chrome右上の拡張機能メニューからClaudeをピン留めします。
- カラーミーショップの管理画面に自分でログインし、対象の商品を開きます。
- Claudeのアイコンを押し、表示された入力欄で依頼します。サイト操作の許可を求められたら、対象を確認します。
保存前と保存後に確認する
- 保存前:商品名、税込・税抜、価格、説明、公開状態を確認する。
- 保存後:実際のショップを開き、変更が反映されたか確認する。スマホ表示も見る。
- デザインを直す場合:元のHTML・CSSを控え、変更内容を確認してから保存する。
- 注文情報・顧客情報・決済設定は、この練習の対象にしない。
確認元:内蔵ブラウザとClaude in Chromeの違い(2026年9月24日確認)
中級の練習:まず、読むだけを頼む
回答と自分の画面が一致したら、使うアカウントと変更する項目を指定して次の依頼を送ります。Chrome拡張・内蔵ブラウザ・アプリ操作では、使う画面と許可の範囲を毎回確かめます。
困ったときの直し方
症状に合う行を選び、右側の操作から試してください。
| 困っていること | 確認すること | 次にすること |
|---|---|---|
| Coworkが見つからない | 入力欄に切り替えがあるか。 | なければ統合された新画面の可能性があります。そのまま作業を頼む。 |
| フォルダを読めない | 接続したフォルダとアプリの接続状態。 | フォルダを選び直し、一覧を出してもらう。 |
| 途中で止まった | 許可待ち、質問、エラーの表示。 | 表示を読んで回答する。内容不明なら操作の説明を求める。 |
| ファイルが見つからない | 会話内の添付、ダウンロード先、指定したフォルダ。 | ファイル名・保存先・存在確認を頼む。 |
| 出てきた内容が違う | 資料、条件、書式のどこが違うか。 | 違う箇所を具体的に伝え、同じ会話で直す。 |
| 同じ説明を繰り返している | 指示やメモリーの保存場所。 | 10章「会社のルールを毎回使わせる」を確認する。 |
| 上限に達した | 使用量と再び利用できる時刻。 | 設定の使用量を確認する。モデル変更だけで解除できるとは限らない。 |
| 操作するボタンがない | 旧画面と新画面の違い、契約・管理者設定。 | メニューや公式ヘルプで現在の名称を確認する。 |
| コピーできない | ブラウザの制限や対応状況。 | 例文を選択して手動でコピーする。 |
よくある質問
パソコンを閉じたら、作業は止まりますか?
クラウド上だけで進められる仕事は続く場合があります。パソコン内のファイル・アプリ・内蔵ブラウザを使う仕事では、Claudeアプリを開き、接続を保ちます。止めたい場合は会話内の停止ボタンを使います。
ファイルを間違って消すことはありますか?
永久削除には許可を求める仕組みがありますが、AIの誤りがなくなるわけではありません。上書きも元データを失う原因になります。原本を別に残し、変更対象を確認します。
社外秘の資料を読ませてよいですか?
会社のルールと利用契約を確認してください。検索オフだけでは保護できません。判断できない資料は渡さず、担当者に確認します。
答えが正しいか、どう確かめますか?
数字は元データと照合し、説明は出典を開いて確認します。「AIがもう一度確認した」だけで、正しいと判断しないでください。
返事が遅いときは、どうしますか?
まず、処理中か確認待ちかを見ます。急ぐ場合は作業の範囲や資料を減らします。次の依頼からモデルや考える深さを変える方法もあります。
アーティファクトは、ずっと残りますか?
削除、共有解除、アカウントやサービスの変更などで見られなくなる場合があります。重要な資料は、ダウンロードできる形式や編集用の元データも保管します。
アーティファクトを、そのまま業務システムにしてよいですか?
使う人の権限、入力データの保存先、バックアップ、停止時の対応を確認してから判断します。画面が動くことと、業務で継続運用できることは別です。
社外の人にも見せられますか?
「共有」で選べる範囲を確認します。契約や管理者設定によって、社外共有できない場合があります。相手が閲覧できることを確認してから案内します。
アーティファクト内のAI利用は、誰の料金になりますか?
AI機能をどの仕組みで呼び出しているかによります。見る人のClaudeアカウントを使うものと、外部APIを使うものを区別し、共有前にログイン条件・料金・使用上限を確認します。
確認元:共有範囲と閲覧条件(2026年9月24日確認)
分からない言葉を調べる
知らない言葉が出たら、ここで意味を確認してください。最初から全部覚える必要はありません。
AIと会話
- 生成AI
- 文章や表などを、指示に応じて作るAI。事実と違う回答を出すこともあります。
- Claude/Anthropic
- ClaudeはAIサービスの名前。Anthropicは提供会社です。
- プロンプト
- AIへ送る依頼文。何を使って何を作るかを書きます。
- コンテキスト(文脈)
- 回答するときに参照する会話や資料。長い会話でも、すべてを正確に扱えるとは限りません。
- ハルシネーション
- AIが、事実ではない内容をもっともらしく答えること。
画面と作業
- 会話/チャット/セッション
- やり取りのまとまり。同じ仕事の続きは、元の会話を開きます。
- Cowork
- 資料の読み取りやファイル作成などを進める機能・従来のモード名。新しい画面ではチャットへ統合されています。
- プロジェクト
- 関連する会話・資料・指示をまとめる場所。パソコンのフォルダとは別です。
- サイドパネル/ペイン
- 会話の横に開く表示欄。ファイルやブラウザなどを表示します。
- アーティファクト
- 会話とは別に開ける作品。文章、Webページ、操作できるツールなどがあります。
- テンプレート
- ひな形。書式や構成を毎回そろえるために使います。
モデルと使用量
- モデル
- 回答を作るAIの種類。メニューに表示された候補から選びます。
- Haiku・Sonnet・Opus・Fable
- Claudeのモデルに使われる名前。利用できるものは契約と時期で変わります。
- エフォート
- 考える深さ。上げると回答までの時間や使用量が増える傾向があります。
- トークン
- AIが文章などを処理するときの単位。文字数と1対1ではありません。
- 使用量/上限
- 一定期間に利用できる量。設定の使用量画面で確認します。
- プラン
- 契約の種類。利用できる機能や上限が異なります。
ファイルと場所
- ローカル
- 自分のパソコン内のこと。
- クラウド
- インターネット経由で使うサーバー側のこと。
- フォルダを接続する
- 指定したフォルダのファイルをClaudeが扱えるようにすること。
- パス
- ファイルやフォルダの住所を表す文字列。
- Finder/エクスプローラー
- パソコンのファイルを開くアプリ。MacはFinder、Windowsはエクスプローラーです。
- CSV
- 表を文字で記録したファイル形式。Excelなどで読み込めます。
- Markdown(.md)
- 見出しや箇条書きを記号で書く文章形式。テキストエディタで編集できます。
- 上書き
- 同じファイルの内容を置き換えること。元に戻せない場合があるので、原本を保管します。
設定と接続
- 全体の指示
- どの会話でも使いたい書き方や前提。
- フォルダの指示
- 接続したフォルダで作業するときに使うルール。
- メモリー
- 後の会話にも参照する情報。保存した内容を設定で確認します。
- スキル
- 特定の仕事で使う手順や知識をまとめたもの。
- コネクタ
- 外部サービスとClaudeを接続する仕組み。
- プラグイン
- スキルや接続機能などをまとめた追加パック。
- Claude in Chrome
- ChromeのWebページをClaudeが読んだり操作したりする拡張機能。
- 拡張機能/ピン留め
- ブラウザへ機能を追加するもの/そのアイコンを常に表示する操作。
- 管理画面
- 商品情報やサイト内容を変更するための画面。通常はログインが必要です。
安全とコード
- 承認モード
- 操作をどのように確認するかを選ぶ設定。
- 権限
- ファイルやサービスに対して、何をしてよいかという許可。
- 機微情報
- 漏れると被害につながる情報。個人情報、口座、パスワードなど。
- プロンプトインジェクション
- 資料やWebページにAIへの不正な指示を仕込む手口。
- Claude Code
- プログラムの作成や修正に使う開発向けの機能。
- ターミナル
- 文字で命令を実行し、その結果を見る画面。
- 差分
- 変更前と変更後の違い。赤・緑や+・−で示されます。
- HTML/CSS
- Webページの内容/見た目を指定する言語。
- API
- ソフト同士が情報や機能をやり取りするための窓口。