デザインでどう表現する?「季節感」

朝晩の気温も低くなり、温かい食べ物や飲み物が恋しくなってきます。
ところで、よく「鍋の季節になったね」などと聞きますよね。
「〇〇の季節」とは、聞く側や一般的な「共感」があってこそ成立する会話と言えます。
これこそが「季節感」ということになります。

季節感には「タイプ」がある

デザイン制作においても「季節感」は大切な要素です。
季節感の中には
*前面に押し出される季節感
*雰囲気として感じられる季節感
があるといえます。

例えば
春の桜、夏のマリングッズ、秋の栗、冬の炬燵などの、具体的なアイテムを用いることによって
季節を表現するのは、押し出される季節感として
まっすぐに伝わりやすいものです。
一方で
パステルカラーやビビッドカラー、のように「色」を用いたイメージづくりや
フォントやレイアウトによる季節感の表現は、雰囲気による表現となります。

「共感」を得るためには?

季節感のあるデザインとして、ハードルが高いのは後者かもしれません。
それは、受け取る側の感性によって季節感がうまく伝わらない場合があるからです。
多くの人の感性に共感してもらうことのできる季節感の表現については
様々な工夫が必要ですが、可能性を広げるという点では努力する価値があるものです。

日本ではサンタクロースを描けばそれは「冬」。ところがオーストラリアに行けば「夏」となり、真逆の印象を持ちます。
今やネット上のデザインは、ワールドワイドなものになっています。
裾野を広げる発信先に対して、アイテムを使わない雰囲気による季節感の表現には
幅広さが出てくるため、「季節感」の共感が得られないターゲットに対してメッセージを伝える可能性が高まるのです。

「季節感」の手札を増やそう

デザインの依頼内容によって、求められる表現も異なり、ターゲットも様々です。
どのような「季節感」の表現が求められているのかのジャッジは必要になりますが
その表現についての選択肢を増やし続けることも武器になりそうです。

  • 投稿者 : 坂口奈保美