2021年9月14日 | TOE
Googleアナリティクスを使ってアクセスを伸ばすには?

サイト運営者の皆さま!Googleアナリティクスをうまく使えていますか?
Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を、より効果的に使用する方法をお伝えします!
Googleアナリティクスの導入方法や使用方法、概要の説明をした上で、アクセスを伸ばすためにはここを見ましょう!という項目をご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
大前提として、Googleアナリティクスを使うこと自体は直接アクセス数や売上を増やすことに繋がりません!
あくまでサイト内を分析し数値化するために使用するツールです。
そこで得られた数値をもとに、改善点を見つけ修正したり、追加する記事の参考にしたりという使い方をします。
その点勘違いをしないようにお気をつけください!
○Googleアナリティクスとは
「Googleアナリティクス」とは、Googleアカウントを持っている方であれば誰でも利用することができる、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
サイトへのアクセス数や、ユーザーがどこから来たのかなどを確認することができます。
具体的には
・いつ、どれくらい、サイトがみられているか?
・どのページがよく見られているか?
・訪問者はスマホかパソコンどちらから流入しているか?
などのデータを計測することができます。
Googleアナリティクスを有効活用し、サイト内の人気ページや不人気ページの把握しページの改善をすることで、サイトへのアクセスを伸ばすことができます!
○Googleアナリティクスの導入方法
Googleアナリティクスの導入は誰でも簡単に行うことができます。
サイトを作ったらまずはGoogleアナリティクスを導入しましょう!
1.Googleアカウントを作成
Googleアナリティクスを使うためにはGoogleアカウントが必要です。
既にアカウントをお持ちの場合はそちらをご使用ください。
Googleアカウントをお持ちでない場合はアカウント作成からスタートしましょう。
Googleの公式ホームページから作成ができます。
2.Googleアナリティクスアカウントを作成し、トラッキングコードをサイトに設置
ご自身のサイトの名前やURLなどを入力し、トラッキングコードを取得します。
トラッキングコードは、サイト内のHTMLタグの直後に貼り付けます。
ワードプレスの場合の貼り付け方法は、以下のとおりです。
①ワードプレス管理画面の「外観」から「テーマの編集」を選択
②「テーマヘッダー(header.php) 」をクリック
③ヘッダー(header.php) のソースコード内の、<head>タグのすぐ下にトラッキングコードを貼り付ける
④「ファイルの更新」をクリックして終了
これでGoogleアナリティクスを使用できる準備は完了です。
誰でも無料かつ簡単に使用開始できるのはいいところですね!
○Googleアナリティクスの使用にあたって理解すべき用語
Googleアナリティクスを使う際に覚えておきたい用語がいくつかありますので解説していきます。
WEB業界では頻繁に使われる言葉がほとんどですので、一度覚えておくと必ず役に立ちます!
・直帰率:ユーザーが1ページ目のみで離脱した割合
・離脱率:そのページがユーザーが最後に見たページである割合
・回遊率:1回の訪問で何ページ訪問したかを表す割合。ページビュー数÷セッション数で算出
・平均ページ滞在時間:ユーザーがそのページに何分滞在したか
・ユーザー数:Webサイトに訪れたユーザーの数を表します。同一人物でも、異なる端末からアクセスされた場合にはそれぞれが1ユーザーとなります。
・ページビュー数:「PV」と呼ばれる大切な指標。ユーザーが訪問したページ数のことを指します。1人で3ページ見た場合、PVは3となります。
・セッション数:訪問~離脱までのすべての流れをセッションといいます。一度サイトへ訪問したら1セッションと数え、サイト内で何ページ見ても1セッションです。別のサイトに移動した後に戻ってきた場合は2セッションとなります。
・平均セッション時間:サイト内に滞在した時間の平均です。それぞれのページでの滞在時間の平均を示します。
・チャネル:サイトへの流入経路を指します。どのような経路でサイトに辿り着いたかどうかを知るために使用します。
・ランディングページ:ユーザーが最初にアクセスしたページのこと
・コンバージョン(CV):成約やお問い合わせ、資料請求などWebサイトにおけるユーザー行動の最終的な成果、ゴール、サイト運営者が設定した成果
ここまで出てきた言葉の意味をある程度理解することができれば、Googleアナリティクスをより扱いやすくなります!
○Googleアナリティクスの使い方
続きまして、Googleアナリティクスの基本的な機能を紹介します。
Googleアナリティクスではサイトに訪れたユーザーの情報を細かく分析することができます。
以下の5つの項目に分けてデータを読み取ることができるので確認していきましょう。
◻リアルタイム
サイト内のデータが随時更新されていきます。
何人のユーザーがどのページを見ているのかなど、リアルタイムで把握することができます。
◻ユーザー
サイトを訪れたユーザーをカテゴリーごとにわけ分析をする機能です。
ユーザー数や直帰率などの数値が記載されています。
・年代
・性別
・デバイス
・新規顧客とリピーター
などのカテゴリー分けて確認できます。
◻集客
どのようにサイトに訪問したかというデータを確認することができます。
どのSNS、サイトからの訪問者が多いのかを把握するために使用します。
Google広告やGoogleサーチコンソールと連携することで、広告の効果やキーワードの選定に使うことも可能です。
◻行動
訪問者のサイト内での行動を把握するための機能です。
サイト内のどのページを最初に見て、最終的にどこのページで離脱したか、成約に至った場合はどのページから成約になったのかなどがわかります。
◻コンバージョン
設定したコンバージョンの数やどのような経緯でコンバージョンに至ったかというデータを確認するための機能。
予め設定した目標の達成度合いを確認しましょう。
また、コンバージョンによって得られた報酬の情報を確認できる、eコマースという機能を使うこともできます。
Googleアナリティクスの基礎はご理解いただけましたでしょうか?
ここから先が本編です!!
○アクセスを伸ばすために見るのはここ!
まずはアクセス(PV数)を伸ばすために見る場所をご紹介します。
PVを増やすには、キーワード検索から訪問するユーザーを増やすか、広告やSNSなどの他の媒体から訪問するユーザーを増やすかの二択になります。
Googleアナリティクスを使ってサイト内を分析することと直接関係するのは前者の「キーワード検索から訪問するユーザーを増やすこと」です。
PVを増やすには、ユーザーが興味を持っているキーワードを選定し使用すること、自分の得意分野(サイト内でよく見られている分野)を理解し伸ばすことの二点に注目する必要があります。
1.直帰率・ページビュー数・平均滞在時間
この三項目はPVを増やすために非常に参考になります。
確認手順は、行動→サイトコンテンツ→すべてのページです。
PV数が多く滞在時間が長い、直帰率が低いページを量産することが目的です。
サイト内で最も優秀な数値が出ている記事に類似した内容の記事を増やしていくことでPV数を伸ばすことができます。
直帰率が高いページが多い場合、サイト全体を通したコンセプトやコンテンツ自体ニーズがないということがわかります。
根本的に変更をかけるべきかもしれませんね。
直帰率が高いページと低いページが散在する時は、直帰率が低いページの内容に沿ったページを作成し誘導することをおすすめします。
PV数が多いページは興味が持たれています。
PV数が少ないページはあまり興味を持たれていないことになりますので、タイトルやキーワードを編集することで対処しましょう。
PV数は多いのに滞在時間が短いページは、内容が薄かったり、ニーズに合っていなかったと推測できます。キーワードの選定は間違っていないはずですので、内容に磨きをかけることで滞在時間が伸びるでしょう。
滞在時間が伸びると、設置してある内部リンクを経由して、サイト内の他のページにも訪問してくれる可能性が高くなります。
2.新規ユーザー・チャネル
こちらの二項目を分析することで、新しくサイトに訪れてくれたユーザーどこからサイトにやって来たのか、どこから流入してくることが多いのかを把握することができます。
確認手順は、集客→すべてのトラフィック→チャネルです。
Organic Search/Direct/Socialなど様々な流入元がある中、どこからの流入が多いかを把握し、特に新規ユーザーの欄をよく確認しましょう。
「SNSからはほとんど訪問されていないから力を入れよう」「SNSからの訪問者はスマートフォンでサイトを閲覧することが多いと推測できるので、スマートフォンに最適化されるサイト作りをしよう」といった改善をすることで、よりPV数を増やすことができます。
リピーターを増やすことももちろん大切ですが、まずは新規ユーザーを増やして、より多くの方に訪問してもらえるサイト作りを心がけましょう。
○まとめ
「Googleアナリティクスを使ってアクセスを伸ばすには」というタイトルで、Googleアナリティクスの使用方法などを解説した後、具体的にアクセス数を増やすためにはここを参考にサイトづくりすべきという項目をご紹介しました。
まずはGoogleアナリティクスの使用方法に慣れていただき、分析結果に基づいてサイトを修正するという、一巡の流れを体に染み込ませることが大切です。
良いサイト作りの参考になれば幸いです。