2019年5月14日 | TOE
デザイン迷路に入ってしまった時のヒント

WEBデザインは、通販業界の拡大の流れを受けてランディングページ(LP)や、ショッピングカートサイトの制作、商品紹介ページの追加などの業務が増加傾向にあり、
たいていの場合は短納期の依頼であったりします。
というのも、通販事業などでは企業が先行投資を求められることがほとんどで、
商品開発からパッケージ、販促、広告と利益を出し始めるまでの経費的な企業体力がかなり必要になります。
だからこそ、先行投資した経費を少しでも早く回収していくために、「売る」ための体制を早く整えていきたいと考えるもので、WEBサイトの設置から稼働についてもスピード感が要求されます。
ランディングページでは、設置後も「ABテスト」と言われる、サイトのマイナーチェンジによる効果テストが繰り返されるため稼働とテストとデザインの微修正のサイクルが続くものです。
デザインディレクションについては、指示があることが多くても実際に作業を行うwebデザイナーの仕事量は増えて、嬉しい悲鳴があがりそうです。
時間が少なく、作業量が増えていく中で、質の高いデザインを提供していくことは
プロデザイナーとして最低限求められるのですが、類似した商品がある中で、全てにオリジナリティと戦略を生み出し続けるためには、
次から次へとアイディアをカタチにしていかなくてはならず、
時には何が正解なのか迷ってしまうこともあると思います。
そんな時に、どうやってクライアントに納得していただけるデザインを提供すればよいのでしょうか?
いくつか方法を考えてみましょう。
①原点となるコンセプトの見直しをする。
ターゲット、商品の特徴、メリット、価格帯、ライバル商品など
改めて書き出してみると、見落としていたアピールポイントがクローズアップされてきます。
②カラー、フォント、レイアウトの統一感の決定。
使用するもののテイストにバラつきはないか、NGカラーやフォントを使用していないかのチェックはもちろん、ターゲットとなる世代や性別に適したカラートーンとしてベストなものをチョイスすることで、
アイキャッチ力が高まったり、サイト滞在時間を長くすることにつながります。
③商品キーワードを想起するビジュアルのチョイス。
「ポッコリ」「詰まり」「スリム」「年齢肌」「トラブル肌」「頭髪」「健康」など、最近は表現への規制が厳しくなっているため、
コピー+ビジュアルでの訴えかけも求められます。限られたスペースでよりインパクトがあり、多くの要素を含むビジュアルの選定は、大きなポイントでこの決定にしっかりと時間をかけブラッシュアップすることで、同じコピーやレイアウトでも印象がプラスにもマイナスにも働きます。
以上のように、まずは主要となるポイントから決定してみてはいかがでしょうか?
手いっぱいになると、冷静な作業が出来なくなることも、アイディア捻出の邪魔になりますので
見直し、書き出し、リスケジュールなどで、ベストなwebデザインをスピーディーに創り続けられる環境を整えるようにしてみてください。