2018年4月11日 | TOE
あの“資さん”うどんが全国展開を目指す!?

あるニュースに目がとまりました。
それは
❞投資ファンド「ユニゾン・キャピタル」(東京)が、「資(すけ)さんうどん」の店名で北九州市を中心に42店舗を運営するうどんチェーン「資さん」(北九州市)の全株式を取得したことが分かった。取得日は3月30日、金額は非公表。今後、本州や海外での店舗展開に乗り出すとみられる。❞
出典:西日本新聞経済電子版 4月10日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180410-00010000-qbiz-bus_all
というネタ。
福岡ではお馴染みの、北九州で生まれた“資さんうどん”。
今では、福岡県内の各地でみかけますが、北九州のソウルフードとして人気があります。
いよいよ、その資さんうどんが全国展開を目指すかもしれないということのようです。
今やSNSをはじめ、全国各地のグルメ情報が瞬時に得られる時代です。
ネットで話題を集め全国展開をスタートした商品や店舗というのは数多くあります。
『リマーケティング』で戦略を練る
そんな時に、企業として必要になるのが
『リマーケティング』ではないでしょうか。
「福岡での成功」=「全国での成功」
とはならないのが、ビジネス展開の難しいところ。
土地柄も違えば、消費者の行動パターン、何より「味覚の差」への対策が必要になってきます。
特にうどんは、あの「どん兵衛」でさえ関東と関西ではダシを変えていると言われてるほど
味覚の差がはっきりするアイテムです。
「本場の味」として押し通すのも一つですし
「各地に馴染む味」としてマイナーチェンジするのも一つです。
資さんうどんは、どのような戦略を選択するのかも楽しみですね。
九州から全国展開した飲食店はたくさんあると思います。
豚骨味の博多ラーメンや、焦がしニンニクの効いた熊本ラーメンなど
ラーメン店はブランディングがしやすいのか、東京をはじめ各地に店が展開されています。
博多の「一風堂」、熊本の「味千ラーメン」などは、世界にも進出している勢いのある店。
おかげで「替え玉」はアメリカでも通じるのだとか・・・
また、長崎本社の「リンガーハット」も全国進出に成功している企業です。
本場長崎と東京店では味が違うのか?というのはテレビでも話題にされていましたが
会社側の回答としては同じということでした。
情報発信を頻繁にする消費者は、味へのこだわりもある方が多いこともあって
「うまい」か「まずい」か。
このファーストジャッジに世間が流されることも考えられます。
情報発信力のある人を味方につけることも、全国進出においては、大切な要素になるということなんでしょうね。
とはいえ、全国の美味しいものが旅行をせずとも食べられるようになるというのは
楽しみの一つになりますね!