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2019年6月19日 | KAKYOUIN HARUMI

「青」はどうして「冷たい」と感じるのか?

真夏のような暑さの後に、グッと気温が下がったり土砂降りになったりと、梅雨前後の気候は油断なりませんね。
ところで、梅雨時を色で表すとしたらどんな色でしょう?曇り空も多いことから「灰色」のイメージでしょうか?そんなどんよりとした梅雨に紫陽花やレインコートや傘の鮮やかな色を見ると一瞬心が晴れる気がします。

「色」の効果とは?

「色」は私たちに様々な感情や印象を与えています。
「色」を見る時、私たちの脳にもその色の情報が送られると言われています。
「色彩心理学」などもあるように、色が私たちの感情を動かすことについては様々な研究が行われていて、その効果を商業的に利用することも頻繁に行われています。
デザイン制作でも色の効果を意識的または、無意識にジャッジして使用しているものです。

色の持つ感情効果について改めて見てみましょう。
「赤」・・・暖かさ・暑さ・情熱・危険
「橙」・・・元気・前向き
「黄」・・・注意・明るさ
「緑」・・・リラックス・調和・自然
「青」・・・冷たさ・涼しさ・冷静さ・知的
「紫」・・・高貴さ・セクシーさ
「ピンク」・・・愛・女性・優しさ
のように、大まかな感情としては広く浸透したイメージではないでしょうか。

これらは、例えば赤やオレンジが太陽をイメージさせるため「暑さ・エネルギー」を感じたり、
青が海や水をイメージするため「冷たさ・涼しさ」を感じるという、体験による感情も含まれていると言えます。
色に季節感を覚えるというのも体験によるものの一つです。
ただこの体験による色が感情に与えるイメージには、汎用性が無い場合があります。
例えば、日本ではポストは赤色ですが、外国では青いポストの場合もあり、
赤=郵便というメッセージには制限があります。

「体験」による色の印象を味方につける

色が脳に与える印象に加え、体験による色のイメージ、日常生活で刷り込まれている色のイメージ、
これらを上手に活用して色の使用を選択していくことで、潜在意識にもアプローチするようなデザイン制作ができやすくなります。

色の彩度・明度・トーンなどについては、デザイナーの多くが学んでいるものですが、ターゲットとなる消費者が「色」に対してどのように感情を動かしているのかという「心理的」な効果についても
改めて考えてみてはどうでしょうか?
年齢、性別、地域、ステイタスによっても微妙な違いを持つ色の感情に与える効果を使い分けることによってデザインのメッセージ性も高まり、広告効果を高めることにもつながると考えます。

 
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