2018年6月2日 | TOE
「すぐ読める」がカギ!モバイルファーストで勝つデザインへ

WEB広告を制作する際に、今、優先的に考えられるのがスマホサイトでの利用です。
SNSを利用していると、広告サイトが頻繁にアップされてきます。
スマホサイトの利用者は年齢層も幅広くなってきているため、より一層の広告効果が期待できますよね。
インターネットの利用状況について総務省からの調査結果が発表されています。
【主な情報通信機器の普及状況(世帯)】
情報通信機器の普及が全体的に飽和状況の中、スマートフォン保有が年々増加し7割を超える
❞2015年末の情報通信機器の普及状況をみると、「携帯電話・PHS1」及び「パソコン」の世帯普及率は、それぞれ95.8%、76.8%となっている。また、「携帯電話・PHS」の内数である「スマートフォン」は、72.0%(前年比7.8ポイント増)と普及が進み、「パソコン」との差が前年の13.7ポイントから4.8ポイントに縮小している。❞
とのことで、
パソコンとスマホの普及率に差がなくなってきているというのです。
さらに、
インターネット利用率のうち、パソコンからのアクセスとスマホのアクセスの使用率についてもほとんど差がない状況になってきています。
(出典)総務省「通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
「図表 インターネット利用端末の種類(2015年末)」
そこで、企業の広告戦略におけるスマホを意識した打ち出し方への優先率が高まってきているのです。
このようにスマホなどの利用者を意識して、広告戦略を打つことを
『モバイルファースト』と呼びます。
「モバイルファースト」とは、
デザインだけに関わらず、WEBサイトの設計やフローなどをする際に、スマホや携帯などの端末からの利用を優先的に想定して使いやすさを追究することです。
これまでは、パソコン優先でWEBサイトや広告を制作することが主流でしたが、
スマホなどの普及率の急増を受けて「モバイルサイト」を優先する考え方が普及してきています。
パソコンでの閲覧ではなく
モバイルサイトでの閲覧を想定した場合にはデザインにも戦略が必要になります。
大きく言えば
*サイトのボリューム
*閲覧にかかる時間の短縮
*文字よりイメージ主流
といった点ではないでしょうか。
モバイルでサイトを閲覧する消費者は、「ついで」に閲覧していることが多く
SNSを流し読みしていて気になる広告を見たり
移動中や待ち時間などの暇つぶしでネットサーフィンをしながら閲覧するなど
サイトを閲覧するための所要時間が極端に限られています。
その中で、アピールしたい広告ポイントをダラダラと紹介していては
途中で離脱されてしまうというリスクがあるのです。
モバイルファーストという視点を持って
デザイン戦略を考えることが、記憶に残り、売上につながる広告となり
競合他社と差をつけていくポイントになっているのです。